株主総会が集中日を迎えています。
3月期決算企業ですからコロナの影響は1~2ケ月ですので減収減益ですんでいますが、今期の見通しは厳しいものがあります。そのため今期見込みを総会では発表していない企業が多いです。
インバウンド頼みの業界などは企業存続の問題がでています。その点を株主総会で株主が質問しても、議案提出しても現経営陣では「新しい業態(ニューオーダー)」的な答えはでません。
そのような企業は縮小・清算・倒産するしかないでしょう。
ただその業界・企業の従業員は違う業態へ転職するしかなくなり、今までの経験・知識がゼロとなってしまい、収入が減少する可能性が高いです。
しかし、このような中でも従来の商品をDX・web・SNSなどにより新たな需要・販売方法を開拓できている企業もあり、そこでの従業員は新たな知識・ノウハウを身に着けることになります。
DXとは、もともとは「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念であるので、コロナ時代においては重要な概念かもしれません。
とすれば、コロナ時代を生き抜くには「従来商品をDXを使いで需要開拓・販売することでニューオーダーを実現する」ということになるかもしれません。
株主総会でそのような議論がなされていないのは残念です。