2020年9月の戸建分譲市場動向

国土交通省集計の新設住宅着工の分譲一戸建ては4月~8月累計で5万3979戸で前年同期比▼14.3%と減っています。4月11665戸・▼8.1%、5月10381戸・▼12.8%、6月11658戸・▼11.0%、7月10820戸・▼17.2%、8月9455戸▼22.7%と8月が1万戸割れで前年比も大幅悪化しています。

戸建分譲研究所㈱の集計・解析による推計契約率は、4月19.4%、5月21.7%、6月19.9%、7月25.3%、8月22.6%、9月24.8%となっていて4月~6月平均が20.3%と不調で、7月25%と盛り返したので7~9月平均24.2%と第二四半期が回復しています。

コロナの緊急事態などにより第一四半期は不調でしたが、それが明けた7月はお客様の動きが良くなり好不調基準25%に近づく数字となりました。

ただ着工は、4~6月はそれまでにすでに着手していたものが入り平均▼10.6%に留まりましたが、自宅待機や現場のコロナ対策の影響による業務停滞が7月以降に出てきて7・8月は▼20.0%と悪化しています。

つまり契約は第二四半期に回復しつつありますが、新規着工・新規販売がマイナスとなっています。そのため市場販売戸数が9月末で2年振りの5万戸割れで前年同月比▼5%減っています。

県別に販売戸数をみると、通常は全国で一番に着工・販売戸数が多いはずの東京都が全国3位に下げています。土地価格が上がっていため販売価格が上がりすぎるので事業化を見送っているためです。

都心10区の販売戸数はわずか447戸しかありません。平均販売価格が7468万と高いのに平均土地84㎡で建物94㎡と小さくて、一戸建てを買うポイントである駐車場や庭などが無いものが多いためです。そのため東京23区全体で販売中戸数は1624戸しかなく、横浜市1882戸・名古屋市1688戸よりも少なくなっています。

これら東京都心での販売は減り、コロナによる在宅勤務などにより郊外での一戸建てを検討する人が増えています。

さいたま市などは販売平均価格が3851万であるために人気が出てきたために契約が進み、販売中戸数は1104戸(前年同月比▼25%)までに減りました。ただ京浜東北線駅徒歩15分以内は4714万と高くなっている上に、土地は平均67㎡しかなく小さすぎて郊外物件とはいえなくなっています。

千葉県ではTXにより通勤便利となり自然豊かな郊外として流山市などが人気になりましたが、販売中戸数は129戸しかありません。ただ販売平均価格は2019年9月に3766万であったのが2020年9月は4142万まで+376万(+10%)上がっています。人気の流山おおたかの森駅徒歩15分以内などは販売平均5545万にまで上がっています。

こ のようにお客様は郊外の庭付き新築一戸建てを求める方が増えているのですが、郊外でも交通の便が良い物件は価格が上がっています。

給与が上がるどころか、ボーナスも不安な時代において販売価格は年収7倍以内は最優先となり、その上でWITHコロナの新生活のライフスタイルの「オウチでキャンプ」とか「オウチでバーベキュー」などができる新築一戸建てにする必要があります。

これからの戸建分譲は交通利便性からコロナ新生活ライフスタイルが選択優先になってきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

おすすめ